イエスの信者として生きるには
この冊子の冒頭で述べたように、イエスの信者とは、イエスと彼が作った私たちの人生の計画に従って人生を生きることを決めた人です。これを実践することを学ぶには2つの方法があります。
- イエスの生涯の4つの福音書の中にあるイエスの言葉そのものによる教えや説教を学び、聞く。教えや説教を聞くことは、精神生活を豊かにする非常に良い方法ですが、聖書を自分で読むことに代わるものはありません。
- パウロの手紙や新約聖書のその他の手紙の書き手から教えや説教を学び、聞く。繰り返しますが、自分で聖書を読んで勉強することに代わるものはありません。
蔓と枝
イエスの教えのどれが最も重要であるか、または読むにはどれが最も重要か、どれか1つまたはいくつかを選び出すことは困難です。「山上の説教」(彼は「八福(マタイによる福音書第5章およびルカによる福音書第6章)」と呼ばれる教えを説いています)は、イエスの教えをよく知っていれば、おそらくほとんどの人になじみのある箇所ですが、私はヨハネによる福音書が特に好きです
- ヨハネによる福音書15:1-17 –キリスト教徒としての生活の重要な要素
中でも最も偉大なものは愛である
劇的な回心後のタルソスのパウロは、キリストのために多くの人に影響を与えた説教者であり、多作な作家でもありました。コリント(ギリシャ)に住んでいたイエスの信者への最初の手紙で、彼はイエスの信者すべての模範である無私無欲の在り方を概説しました。
- コリントの信徒への手紙一13:1-13 –理想的なキリスト教徒観
心の変革
パウロはローマの信徒への手紙(12:2)で、この世に妥協するのではなく、心を新たにすることによって作り替えられるように、と語っています。フィリッピ(ギリシャ)のイエスの信者への手紙では、これを達成する方法を教えています。
- フィリッピの信徒への手紙4:8 –考えを導く
御霊の実
ヨハネによる福音書15章で、イエスは、私たちが多くの実を結ぶように、イエスとともにあることについて語られています。ガラティア(現在のトルコの都市)にいるイエスの信者への手紙の中で、パウロは御霊の生活に献身してきた人はどのような人かについて述べています。
- ガラテヤの信徒への手紙5:22-26 –御霊によって導かれた人生
試練に対する決意
イエスが教え、使徒たちの手紙すべてで主張されていることがあります。人生に試練はつきものですが、イエスの信者になることは、人生で直面する試練から自分を守ることではありません。しかし、ヤコブの手紙の書に、試練に対する新しい見方があります。試練は、成長するには絶好の機会かもしれません。
- ヤコブの手紙1:2-4 –喜んで悩む!
信仰の高まり
信仰の高まり 使徒ペトロは、新約聖書に収められている二通の手紙を書きました。2通目の手紙では、神に対する信仰が育ってゆくパターンと進歩に触れています。
- ペトロの手紙二1:3-8 –生産的で効果的なイエスの信者になる
